どの石灰が良いの?畑の土を中和したい時の石灰の選び方と効果をホームセンター社員が紹介します。肥料ではありません

こんにちはカピまろです!

ホームセンター社員をしていると色々な事をお客様から聞かれます。最近多いのが土壌を中和するのに有機石灰、苦土石灰、消石灰とあるが、どれが良いの?という質問です

えっ何それ?何を言ってるかわからないという方もいると思うので説明していきます。

石灰をまく理由と効果

作物を育て終わった後や雨が降った後は土が酸性に自然に傾いてしまうのです。そのままにしておくと生育不良や病気になりやすくなってしまいます。基本的には酸性の土を作物は嫌うので、中性よりにした方が良いんですね。なので有機石灰、苦土石灰、消石灰などの石灰を撒いて中和よりにしていくんです。

多くの作物の理想はPH6.5です。7が中和なので弱酸性が理想なんですね。PHをどうやって測るかと言うとホームセンターなどにPHを測る機械(酸度計)が売っているので、それで測ります。
あとは畑の天敵スギナやオオバコが生えていると酸性に傾いている可能性が高いです。生えていたら酸度計で酸度を測りましょう。

でもほとんどの人は適当に撒いてますよね(笑)それに水道水がアルカリなので家庭菜園で水やりをする頻度が多い人は毎年は撒かなくて良いかもしれません。水道水のおかげで多少は中和よりになってるはずです。

石灰の使い方

スコップなどを使って30cmくらい土を掘り返します。石灰を投入して土と混ぜます。出来れば耕運機を使ってかき混ぜます。

有機石灰、苦土石灰、消石灰どれが良いの?3種類ある石灰の特徴

畑にまく石灰は主に三種類あるので紹介します。

有機石灰とは

牡蠣の貝殻や卵の殻を粉砕して作られた石灰です。

有機石灰を使うメリット

●1番人気
●土と反応してガスが出たりしないので撒いてからすぐに植え付け可能です。
●中和能力が1番低いので撒きすぎる心配が少ないので初心者向け
●土壌菌や微細物繁殖を盛んにするので病害に強い土になる
●地温を上昇させて酸素補給の役割を担う
●10種類のミネラルを配合しているので作物の栄養価と色付きが良くなる

有機石灰を使うデメリット

●値段が高い
●中和能力は1番低い
●遅効性なのですぐには効かない

どのくらい撒けば良い?

土の状態にもよりますが目安は10アール当たり
野菜は140kg〜200kg
果物なら160kg〜200kg
稲は120kg〜160kg
わかりやすくすると1坪=3.3平方メートルあたり
野菜は400g〜600gくらい
果物500g〜600gくらい
稲400g〜500gくらい

どこの店で買えば良い?有機石灰(20kg)の値段の比較

カインズ598円
★コメリ540円
ビバホーム719円
セキチュー851円
有機石灰を買うならコメリがオススメです。

苦土石灰とは

ドロマイトという鉱物を加熱後に粉砕して作られています。主に炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムで出来ています。

苦土石灰を使うメリット

●中和能力は有機石灰と消石灰の中間です。
●値段も中間です。
●リン酸の吸収を助ける苦土が入っています。
●炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムの効果で作物の根が強くなり葉っぱにツヤを与えます。

苦土石灰を使うデメリット

●土と反応してガスを発生させるので撒いてから2週間は作物の植え付けが出来ない。
どのくらい撒くのか?
土の状態にもよりますが目安は10アール当たり
酸性になりすぎている所120kg〜240kg
酸性になりすぎていない所80kg〜120kg
わかりやすくすると1坪=3.3平方メートルあたり
酸性になりすぎている所400g〜800g
酸性になりすぎていない所260g〜400g
なので迷ったら1坪当たり260gくらいを撒いてから酸度計で酸度を測り徐々に多く入れて調節しましょう。作物によって好きな酸度が違うので注意です。

粉タイプと粒タイプどちらを買えば良い?
有機石灰は粉タイプですが、苦土石灰と消石灰には粒タイプと粉タイプがあります。
カピまろは粒タイプがオススメですね。粉のほうが安いですけど粒タイプの方が撒きやすいし…風に飛ばなくてすむし。特に消石灰は目に入ると失明する恐れがあるので粒タイプがオススメです。

どこで買えば良い?苦土石灰の値段の比較

苦土石灰(粒)20kg
カインズ498円
コメリ458円
ビバホーム462円
★セキチュー451円
苦土石灰(粉)20kg
カインズ298円
コメリ298円
ビバホーム287円
★セキチュー286円
粒タイプ・粉タイプ共にセキチューが1番安いのでオススメです。

消石灰とは

正式名称は水酸化カルシウムです。石灰石を粉砕して焼いて熟成させたものです。昔から使われている石灰なので、プロはこれを使う人が多いです。学校のライン引きに使われているので目にした事がある人は多いですね。

消石灰を使うメリット

●価格が1番安い
●土壌中和能力が1番高い

消石灰を使うデメリット

●中和能力が高いので入れすぎてしまう場合がある
●ガスが発生するので撒いてから4週間は植え付けできない。土と反応してガスが発生するので、撒いてから時間を置いて下さい。植え付けた作物が悪くなるので絶対に時間を置いて下さい。植え付け計画がキチンと出来ている人向けですね。
●目に入ると失明する危険もあるので素人は粉タイプは買わない方が良いです。

どのくらい撒くのか?

土の状態にもよりますが目安は10アール当たり
酸性になりすぎている所150kg〜250kg
酸性になりすぎていない所60kg〜100kg
わかりやすくすると1坪=3.3平方メートルあたり
酸性になりすぎている所500g〜800g
酸性になりすぎていない所200g〜300g
なので迷ったら1坪当たり200gくらいを撒いてから酸度計で酸度を測り徐々に多く入れて調節しましょう。作物によって好きな酸度が違うので注意です。

どこで買えば良い?消石灰の値段の比較

消石灰(粉)20kg
カインズ498円
コメリ518円
★ビバホーム490円
セキチュー516円
ビバホームが1番安いのでオススメです。

上にも書きましたが
カピまろは初心者のお客様には有機石灰を薦めるようにしてますね。撒いてからすぐに植えつけられるので、撒くのと植え付けを同じ日に出来るので手間がかからなくて良いからです

石灰をまく際の注意点

ただ酸性を好む作物もあるので注意が必要です(´;ω;`)ブルーベリー・蘭・ツツジなどは酸性の土を好むので逆に酸性にしなければなりません。それでどうするかと言いますと酸性にしたい場合はピートモス(ミズゴケ)を撒く人が多いですね。

ピートモスとは

ミズゴケ類を細かく砕いて乾燥させたものです。
土と混ぜるだけで良いのでお手軽です!またフワフワしてるので土をフカフカに出来ますし保肥力・保水力も上がります。袋に書いてあると思いますが大体は土の3割くらいピートモスを混ぜるという製品が多いようです。

ピートモスをまくメリット

土を酸性に出来る
保肥力・保水力が上がる

ピートモスをまくデメリット

与えすぎると水持ちがよくなりすぎて根腐れが起きる可能性がある