みんな大好きサラダの定番キャベツの育て方です。私もキャベツが大好きでモリモリ食べています。
ただ葉物野菜は育てるのが難しいのです。キチンと防虫ネットをかけないと葉が虫に食べられてボロボロになってしまいます。特
に小さい時に食べられると大きくならないので要注意です。シンクイムシ・アオムシ・ヨトウムシは大敵なので必ず対策をしましょう。
※私だと上手くいきましたが全ての人が同じ方法で上手く育てられるかは保証出来ません。群馬県南部での場合です。
キャベツ栽培の難易度
種から★★★★★
苗から★★★★
種から育てるのは難しいです。育っても実がならないこともあって収穫するまで難しい作物になります。
おすすめの品種
種類がありすぎてオススメするのが難しいですが「時なしキャベツ」や「味王」が美味しかったです。
基本的には好きなのを選べば良いです。
使用する物
育苗箱
黒ポット
種まき専用の培養土
土壌酸度計
苦土石灰
牛ふん堆肥
専用肥料。なければ8-8-8化成肥料。
クワもしくは耕運機
植え穴作成機
育て方
夏になると種まきの季節です。
種まきのやり方
7月頃になったら種まきしましょう。必ずポットへ種まきしましょう。
大量に作る場合はトレーに「すじまき」するのが良いです。
詳しくはこちらへ
種まきの種類と蒔き方をホームセンター社員が紹介します
ポット上げ
トレーまきにした場合は葉が4枚出たらに黒ポットに移し替えます。黒ポットにポット専用培養土を入れて、そこに1つ1つ移し替えます。1つのポットには1つの苗が入るようにしましょう。
やり方はポット専用培養土を黒ポットに入れてます。そこに指で穴を開けて、苗を入れて土をかけます。
土をかけたら上に防虫ネットを貼って虫がよって来ないようにしましょう。
最後に水をたっぷりとかけたら終了です。
その後も表面が乾いたら水をたっぷりとやって下さい。
ポットの下から水が出てくるまで水を上げるのがコツです。水やりは毎日午前中にやりましょう。
植え付けしたら毎日水やりするのが理想です。
定植する前に土を中和しておきましょう
植え付けの1週間前に苦土石灰を1平方メートルあたり150gほど畑に入れて、クワや耕運機などを使って、よくかき混ぜます。
苦土石灰を入れる事で土を酸性から中性寄りにする事が出来ます。
土はPH5.5〜6.5くらい(弱酸性〜中性)が理想ですので、苦土石灰をまいたあとに土壌酸度計でPHを測りましょう。土壌の状態によっては石灰はまかなくても良いです。
消石灰や有機石灰でも中和する事が出来ますが苦土石灰をオススメします。
なぜなら苦土石灰の中にはカルシウムとマグネシウムが入っているからです。
カルシウムは作物を病気に強くする効果があり、マグネシウムは作物の葉緑素の形成にかかせない効果があります。
土壌を中和しながら、これらを同時に補給出来るので苦土石灰をオススメしたいです。
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堆肥と肥料をまく
植え付けの前に牛ふん堆肥を1平方メートルあたり3kg位まきましょう。そのあと専用肥料を1平方メートルあたり100g位まいてかき混ぜましょう。
牛ふんじゃなくて、とんぷんでも良いですが高価なので安価な牛ふん堆肥をオススメします。専用肥料がなければ、8-8-8化成肥料でも代用出来ます。※あくまで目安なので土の状態によって変わります。土の状態によってはエダマメは堆肥はやらなくても良いです。
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畑に定植します
8月頃になったら畑に定植します。40cm間隔で植え付けましょう。畑は植え付けの2〜3週間前には準備をしておきましょう。畝を作って植え穴を彫ります。植え穴は手で掘っても良いですし、植え穴を作る道具を使っても良いです。
黒ポットから苗を取り出して穴の中に入れます。土をキチンと被せましょう。
植えたら必ず防虫ネットをかけましょう。
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雑草予防
放っておくと雑草が生えてくるので除草剤をまきましょう。
オススメはトレファノサイド乳剤です。
500倍くらいに薄めて散布しましょう。一回しか散布出来ないので注意です。
雑草発生前 にまくようにしないと意味がありません。なので必ず植え付け前にまきましょう。
すでに生えている雑草には効果がありませんので、その場合はラウンドアップマックスロードなどの茎葉処理型の除草剤をまいて雑草を枯らしておきましょう。
そうしてからトレファノサイド乳剤を土の上にまきましょう。
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軟腐病
作物が腐って腐敗を放つようになる病気です。傷があると、そこから細菌が入って感染してしまいます。もしくは雨が降って土が跳ねて作物に付着してしまい、そこから細菌が移ってしまいます。
発生しやすい作物
キャベツ・にんじん・ネギ・白菜など
予防方法
土壌が汚染されていると被害にあってしまいます。土に菌を残さない事が大切です。
同じ科の作物は連作しないようにしましょう。もし被害にあってしまっても畑に放置したり土に埋めるのは厳禁です。埋めたりすると菌が繁殖して、次に植えた作物にも移ってしまいます。
軟腐病に効果のある薬剤
ヤシマストマイ液剤
基本的には2000倍に薄めて散布します。一回しか使用出来ないので注意です。
作物の病気予防の方法をホームセンター社員が紹介します。
アオムシ
※住友化学園芸ホームページより
キャベツの天敵といえばアオムシです。
発生時期:春〜秋
ちょっと油断すると葉がボロボロに食べられてしまいます。見つけしだい捕まえて駆除しましょう。
アオムシ対策
手で捕殺したり殺虫剤を散布しましょう。
駆除できる殺虫剤
マラソン乳剤
基本的には1000倍で散布しましょう。噴霧器やジョウロを使用すると楽です。収穫7日前まで使えます。ただ最大で3回しか使えないので、使いすぎに注意です。
説明書をよく読んでから使いましょう。
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追肥・土寄せ
月に1度は化成肥料を1平方メートルあたり30gくらいまきましょう。それと同時に土を茎に寄せておきましょう。何もしないと土が崩れてしまって根っこが出てきてしまいます。
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コンパニオンプランツ
一緒にレタスを植えるとアオムシ・ヨトウムシを寄せ付けない効果があるので一緒に植えましょう。
収穫
実が大きくなったら収穫です。目安は植えてから3〜4ヶ月たった頃です。