潤滑スプレーは主に4種類あります。
- オイルスプレー
- シリコンスプレー
- グリーススプレー
- 専門のスプレー
ホームセンターでもよく「使い分けがわからない」という質問をされます。
説明を見ても同じようなことが書いてあるんで、わからない人もいるのではないでしょうか?
そんな方のために、今回はオイルスプレー・シリコンスプレー・グリーススプレーの違いと使い方を解説します。
必ず吹き付ける場所を掃除してからスプレーしましょう。
使い方の一覧表
スプレーごとに使える場所が違います
場所 | 種類 |
タンスの引き出し | シリコンスプレー |
机の引き出し | シリコンスプレー |
椅子のキャスター | シリコンスプレー |
ふすまの下 | シリコンスプレー |
障子の下 | シリコンスプレー |
カーテンレール | シリコンスプレー |
網戸のサッシ | シリコンスプレー |
マウスの裏側 | シリコンスプレー |
ハサミ | シリコンスプレー |
釣りのリール | シリコンスプレー |
シャッター | グリーススプレー |
門扉 | グリーススプレー |
ドアの蝶番 | グリーススプレー |
車のドアやトランク | グリーススプレー |
バッテリーターミナル | グリーススプレー |
サビたネジを取る | オイルスプレー |
サビたナットを取る | オイルスプレー |
鍵穴の洗浄 | 鍵穴のクリーナー |
鍵穴の潤滑 | 鍵穴のクスリⅡ |
自転車のチェーン オートバイのチェーン 農機具のチェーン |
スーパーチェーンルブ |
ファスナー | ファスナーメイト |
- オイルスプレーは浸透させたい時
- シリコンスプレーは滑りを良くしたい時
- グリーススプレーは大きな力がかかる場所の滑りを良くしたい時
このように使い分けするイメージです。
シリコンスプレーとは
使える場所
- タンスや机の引き出し
- 椅子のキャスター
- ふすまや障子の下
- カーテンレール
- 網戸のサッシ
- マウスの裏側
- ハサミ
- 釣りのリール
シリコンスプレーは使える場所が多いです。
被膜ができるので吹き付けたところをツルツルにすることが可能です。
素材表面に耐熱性にすぐれたシリコーン被膜を形成し、滑りを良くします。
ツヤ出しや防水効果もあり。
無溶剤タイプが多いので、金属のほか、ゴム、プラスティック、木、紙などにも使用可能。
注意ポイント
機械の隙間などの繊細な部分には絶対に使わないで下さい。
シリコンスプレーは被膜を貼るので微妙に厚みがでます。それが機械の隙間に入ると詰まってしまって動かなくなります。
グリーススプレーとは
使える場所
- シャッター
- 門扉
- ドアの蝶番
- 車のドアやトランク
- バッテリーターミナル
大きな力のかかる所にはグリーススプレーが良いです。
粘着性があるので長時間、潤滑させる事が可能。繊細な場所の異音がする所に使いましょう。
オイルスプレーとは
使える場所
- サビたネジを取る
- サビたナットを取る
金属への浸透力が強いため、錆びついたネジやボルトをゆるめるのに使います。一般的に使用されている物にはクレCRC5-56があります。
強い浸透力があるので金属表面の水分を置換して薄い被膜を形成できます。そうすることで優れた潤滑性と防錆性を発揮します。
オイルスプレーでダメな場合は凍結浸透ルブスプレーを使ってみましょう。金属を凍結させ収縮させる事によって潤滑剤を浸透させるタイプです。
鍵穴のクリーナーとは
使える場所
鍵穴の洗浄
浸透性が高い揮発性溶剤が鍵穴に入ったホコリや油汚れなどを洗浄してキレイにします。
洗浄後に鍵穴のクスリⅡを使うと効果が長持ちします。
鍵穴のクスリⅡとは
使える場所
鍵穴の潤滑
鍵穴のきしみや摩擦を石油系揮発洗浄剤で洗浄してスムーズにします。
さらに揮発したあとはボロン粉末(白い粉)だけが残り潤滑剤の役目をはたしてくれます。
鍵穴のクリーナーの使用後に使うと更に効果的。
スーパーチェーンルブとは
使える場所
- 自転車のチェーン
- オートバイのチェーン
- 農機具のチェーン
たまにオイルスプレーを使っちゃう人もいますが、錆びて異音がするようになってしまいますので辞めましょう。
ファスナーメイトとは
使える場所
ファスナー
すべらなくなったファスナーにスプレーするだけで回復します。