じゃがいもを植える季節になりましたね。みなさんはもう植えましたか?じゃがいもは初心者向きで簡単に作れるので人気の作物です。
しかも春植えと秋植えの年2回植えられるので楽しめる期間が長い作物です
今回はホームセンター社員である私がじゃがいものオススメ品種と農薬を紹介していきます。
沢山の品種がありすぎて選べないと思ってる方が多いと思いますが、ここではじゃがいもの3大品種を紹介します
男爵とは(ダンシャク)
じゃがいもの王様です。これは日本で1番売れている品種ですので、これを買う人が非常に多いです。
スーパーで売られているのもダンシャクが多いです。粉感が強く煮崩れしやすいので、ふかしいもやコロッケに向いています。
貯蔵もしやすく品質劣化が少ないです。皮は少し硬いので剥きにくいかもしれません
キタアカリとは
これはかなり煮崩れしやすいのでレンジで調理して食べるのに向いています。ちょこっと食べる時や、すぐ食べたい時にオススメです
メークインとは
これは煮崩れしにくいので肉じゃがやカレー等の煮込み料理に向いています。皮も向きやすいです。低温貯蔵する事で甘みが増すという特徴もあります
3種類のうち迷われたらダンシャクを選べば失敗は少ないと思います!
じゃがいもに使うオススメの肥料
じゃがいもは簡単に作れるのであまりこだわらなくてよいのですが…
2月くらいになるとじゃがいも専用の肥料がホームセンターで売られ始めるので、それを選べば良いと思います。
もしくは万能肥料である化成肥料の14-14-14(オール14)や8-8-8(オール8)で良いと思います
じゃがいもに付きやすい害虫
ヨトウムシ(夜盗虫)やアブラムシの被害にあう事が多いです。
ヨトウムシ(夜盗虫)とは
蛾の幼虫でして、昼間は土の中で身を潜めて夜になると活動を始めて葉を食い尽くすことから夜盗虫とも呼ばれます。
アブラムシとは
小さい黒っぽい虫でして誰でも1度は見たことあると思います。これはじゃがいもだけでなく他の作物を育てる場合でも天敵となる虫です。
肥料を与え過ぎたり作物を密集させて植えた場合などに特に発生しやすいです。
この虫が付いてしまうと作物の中身(汁)を吸ってしまうので栄養分を取られてやがて枯れてしまいます。
しかもアブラムシの排泄物はアリを寄せ付けてしまうのでアリも集まってしまうという最悪な虫です。
ヨトウムシとアブラムシの退治方法
オルトラン粒剤がおすすめです。
これはアセフェートという成分が土から作物の体内に入り、それを食べたり汁を吸ったりする虫の体内に入り殺虫します。
他には歯ブラシでこすり取るとか、テントウムシに任せるとかもあるのですが…手間がかかります。ホームセンターでも手に入れやすいロングセラー商品です。
じゃがいもの病気に効くオススメの殺菌剤
病気で多いのが疫病(えきびょう)です。これは葉にシミが出来たり白いカビが発生して腐らせてしまう病気です。これの対策にはダコニールが有効です
これはTPN(テトラクロロインソフタロニトリル)という成分が入っていて作物を殺菌してくれます。
これのすごいところは耐性菌の出現がほぼ無いという点てすので、しっかり殺菌してくれます。
普通は同じ薬剤を使ってると耐性がついてきて効かなくなってくるんですが、それがほぼ無いというのは嬉しいですね。
しかしこれは予防に効果があるだけなので病気になる前に撒かなくてはなりません。病気を治す効果は無いのでご注意です。
じゃがいもに関しては以上です。少しでもお役に立てば嬉しいです