じゃがいもを育てていると、葉っぱが食われていたり、変色していたり…「え?何かにやられてる?」と不安になったことはありませんか?私も家庭菜園を始めたての頃、せっかく芽が出て順調だったじゃがいもが、ある日を境に元気をなくしていったんです。
最初は「水のやりすぎ?」「日当たり?」と原因がわからず、悩みながらネットを調べていくうちに、「どうやら虫が原因らしい」と気づきました。けれど、農薬の種類って本当に多くて、「どれを選べばいいの?」「家庭菜園に使っても大丈夫?」と迷うばかり。使い方を間違えて枯れてしまったらどうしよう…という不安も大きくて、なかなか手が出せませんでした。
でも、勇気を出して「オルトラン」を試してみたところ、効果はてきめん!あれだけ悩まされた虫の被害がピタッと止まり、葉が元気を取り戻したんです。そこからは、どんな害虫にどんな薬が効くのかを少しずつ学びながら、今では安心して育てられるようになりました。
ただし、知らずに放置したり、間違った薬を使ったりすると、虫の被害が広がって収穫ゼロ…なんてことも起こりえます。このままだと、せっかくのじゃがいも作りが台無しになるかもしれません。
この記事では、私自身の経験をもとに「じゃがいもに本当に効いた農薬」と「害虫対策のコツ」を初心者向けにわかりやすくまとめました。
この記事でわかること
- 初心者でも使いやすいおすすめ農薬5選
- オルトランやベニカの効果と使い方
- じゃがいもにつく害虫の種類と見分け方
- アブラムシ・ヨトウムシへの具体的な対策
- 農薬を安全に使うための注意点
種付けじゃがいもの選び方
迷ったら男爵(ダンシャク)
じゃがいもの王様です。これは日本で1番売れている品種ですので、これを買う人が非常に多いです。
スーパーで売られているのもダンシャクが多いです。粉感が強く煮崩れしやすいので、ふかしいもやコロッケに向いています。
貯蔵もしやすく品質劣化が少ないです。皮は少し硬いので剥きにくいかもしれません
ジャガバターで食べたいならキタアカリ
煮崩れしやすいのでレンジで調理して食べるのに向いています。ちょこっと食べる時や、すぐ食べたい時にオススメです
煮込み料理をしたいならメークイン
煮崩れしにくいので肉じゃがやカレー等の煮込み料理に向いています。
皮もむきやすいです。低温貯蔵する事で甘みが増すという特徴あり。
おすすめの肥料
じゃがいもは簡単に作れるので、あまりこだわらなくて良いのですが…
専用の肥料が確実です(2月くらいになるとホームセンターで出回る)。
もしくは万能肥料である
- 化成肥料14-14-14(オール14)
- 8-8-8(オール8)
で良いです。
おすすめの殺虫剤
オルトラン粒剤がおすすめです。
アセフェートという成分が土から作物の体内に入り、それを食べた虫の体内に入り殺虫します。
ホームセンターでも手に入れやすいロングセラー商品です。
他にも「歯ブラシでこすりとる」とか、「テントウムシに任せる」とかもあるのですが…手間がかかります。
じゃがいもに付きやすい害虫
ヨトウムシ(夜盗虫)やアブラムシの被害にあう事が多いです。
ヨトウムシ(夜盗虫)とは
蛾の幼虫で、昼間は土の中で身を潜めて夜になると活動を始めます。
葉を食い尽くすことから夜盗虫と呼ばれます。
オルトラン粒剤で退治しましょう。
アブラムシとは
小さい黒っぽい虫で、誰でも1度は見たことあると思います。
肥料を与え過ぎたり、作物を密集させて植えた場合などに発生しやすいです。
この虫が付いてしまうと作物の中身(汁)を吸ってしまうので栄養分を取られ、やがて枯れてしまいます。
しかもアブラムシの排泄物はアリを寄せ付けてしまうのでアリも集まってしまうという最悪な虫です。
オルトラン粒剤で退治しましょう。
おすすめの殺菌剤
疫病(えきびょう)にかかることが多いです。葉にシミが出来たり白いカビが発生して腐らせてしまう病気です。

TPN(テトラクロロインソフタロニトリル)という成分が作物を殺菌してくれます。
耐性菌の出現がほぼ無いので、しっかり殺菌してくれます。
普通は同じ薬剤を使ってると、耐性がついて効かなくなってくるんですが、それがほぼ無いというのは嬉しいです。
注意ポイント
病気を治す効果は無いので注意です。予防には効果があるので病気になる前にまきましょう。
以上です。少しでもお役に立てば嬉しいです
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