あなたが砂利や砕石を選ぶ際、どれを選べばよいのか迷ったことはありませんか?実は、砂利、砕石、路盤材の違いは意外と知られていないことが多いのです。
私がホームセンターで働いていたときも、これらの素材を選ぶお客様に何度も相談を受けたことがあります。お客様からよく聞かれたのは「どれを選んでも同じでは?」という疑問でしたが、実は選び方を間違えると、後で後悔することになります。
例えば、砂利の種類ひとつで歩きやすさや見た目、さらには耐久性まで大きく変わってしまうんです。砕石は舗装の下に使うことが多いですが、適切に選ばないと、時間が経つにつれて沈み込みやすくなることもあります。路盤材は特に強度が求められる場面で使用され、選びを間違えると舗装が不安定になることも…これらを正しく選ばないと、最終的に追加の費用や手間がかかることになるかもしれません。
実は、ホームセンターでは砂利が最も売れる商品だということをご存知ですか?多くの方が庭や駐車場に使うために購入しますが、その種類や特徴を理解せずに選んでしまうと、後々問題が出てくることもあります。
私も実際に、使い勝手や耐久性を考えた上で砂利・砕石・路盤材の選び方をアドバイスした経験が豊富です。この経験をもとに、適切な選び方を解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。あなたがこのままだと損をしてしまうかもしれません!
この記事を読んでわかること
- 砂利、砕石、路盤材の違いをしっかりと理解できる
- それぞれの素材がどのような場面で使われるべきかがわかる
- 用途別におすすめの素材を知ることができる
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使い分けの一覧表
用途 | 種類 |
防草用にまきたい | 砂利(庭園砂利) |
防犯用にまきたい | 砂利(防犯砂利) |
コンクリートを作りたい | 砂利 |
ぬかるみを埋めたい | 砕石 |
レンガ・花壇・敷石の基礎 | 砕石 |
駐車場 | 路盤材 |
アスファルト舗装の下地 | 路盤材 |
砂利とは
機械で砕いたのではなく、自然にできた石のことです。庭の防犯のためや、ぬかるみ防止のために敷きます。
セメント用の砂利というのもあってセメントと混ぜてコンクリートを作るのに使用されます。
割合はセメント1袋25kgと砂2袋40kgと砂利3袋60kgを混ぜて作ります。あまり粒の大きさがバラバラでないのが特徴です。
ホームセンターでは主力商品の1つです。売り切れるとクレームになりやすい商品です。


砕石とは
機械で砕いた石のことです。粒が大きめで角が尖っている砂利です。
尖っているだけ?と思われるかもしれませんが、この角の部分が他の砕石と噛み合って平で強固な地盤が出来やすいのです。
この尖ってるところがレンガの下に敷いたりする時には大きな違いです。砂利を敷いて踏み固めても噛み合わないため、ゆるゆるの地盤になってしまうのです。
コンクリートを作る際に混ぜるのなら大きな違いはありません。ただその場合は砂利を使う人が多いです。
砕石を使った方が良い時
レンガ・タイル・ブロック・花壇の基礎・庭のぬかるみに使いたい場合は砕石を使います。砂利だと固まらないので使えません。
採石と砕石の違い
砕石とは石を細かく砕いたものです。採石とは石を取る場所や取ることです。たまに聞かれますが採石というのは商品のことではありません。
スラグと砕石の違い
スラグとは路盤材に含まれている舗装用の素材です。水との反応によって固まる性質があるので道路を舗装する際などの使われています。
- 駐車場などで強固な基礎を作りたい=路盤材(スラグを含む)
- あまり強固じゃなくて良いところ=砕石
このように使い分けるのが一般的です。
ズリと砕石の違い
ズリとは砕石を採取する時に出る細かい砕石や砂のことです。粒が砕石ほど大きくないですが、砂としては大きいです。砕石と砂の中間の大きさの石です。
バラスと砕石の違い
バラスとは「重し」のことです。砕石のことをバラスと呼ぶ人がいますが意味が違うので注意です。
一部のホームセンターではバラスという名で砕石が売られていますが、バラスと砕石に違いはありません。砕石を重しとして使うなら、砕石もバラスになります。
砕石の大きさには種類があります
0-40というのが一般的になります。40mm以下の粒をランダムに含んでいるので強固な基礎になりますよ。
RC・RM・RBの違いとは
ホームセンターで販売されている砕石の袋を見るとRC・RM・PBと書いてあることがあります。Rとは再生という意味なので再生砕石でないのはC・Mと表されます。
- C=砕石(クラッシャーラン)
- M=粒度調整砕石(クラッシャーランをふるいにかけて粒の大きさを揃えたもの)
- RC=再生砕石(クラッシャーラン)
- RM=再生粒度調整砕石(再生したクラッシャーランをふるいにかけて粒の大きさを揃えたもの)
- RB=再生砕石(コンクリート・レンガ・タイルから作った品質の落ちている砕石)
価格が高い順にRM>RC>RBです。
クラッシャーランより再生粒度調整砕石の方が強固な地盤ができます。なので再生粒度調整砕石は、路盤材としてよく使われます。
クラッシャーランと砕石の違い
違いは粒の大きさが揃っているかどうかです。普通の砕石は、ふるいにかけるので粒の大きさが一定に揃えてあります。クラッシャーランは、ふるいにかけていないので粒の大きさがバラバラです。
路盤材とは
砕石の種類の中に路盤材があるという位置づけになります。なので砂利の様な丸い形をした物も砕石の一種になります。
砕石とほぼ同じ物になります。ホームセンターで売っているのなら、どちらを使っても問題無いと思います。
駐車場の地盤を固めたいなら路盤材がおすすめです
砕石でもよいですが…袋に砕石と書いてあっても角が丸い砂利の可能性があります。
なので駐車場などの強度が必要な場所には路盤材と書いてあるのを購入した方が確実です。
砂利も良くありません。角が丸くて粒の大きさが揃っているため、車が通るたびに砂利が動いてしまいますし車が滑ってしまうので危ないです。
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