「まさか自分の家でこんなことになるなんて…」
ある朝、台所の天井裏からゴソゴソという音が聞こえ、最初は気のせいだと思っていました。けれど数日後には、糞のような黒い粒が落ちていたり、夜中に動く音がしたり。まさかと思って業者に相談したら、ネズミの侵入でした。
しかも、見積もりを依頼してみると「基本料金は5,000円」と書かれていたのに、現地調査後には「封鎖工事と清掃込みで3万円になります」と言われてびっくり。調べていくうちに、料金体系の不明瞭さや、保証のない業者のトラブル、営業電話がしつこいケースなど、知らないと損をする落とし穴がたくさんあることに気づきました。
この体験をもとに、この記事では「後悔しない業者選び」のポイントをまとめています。特に、これから駆除業者を探そうと思っている方にとって、かなり有益な内容になっているはずです。
もし今、「料金が高そう」「どこに頼めばいいかわからない」と不安を感じているなら、この記事を最後まで読んでみてください。知らずに選んでしまうと、再施工で追加料金がかかったり、対応の悪さに後悔することにもなりかねません。
このままだと損するかも…と思った方にこそ、読んでほしい内容です。
害獣・害虫・害鳥駆除業者の選び方
「害獣駆除ってどこもバラバラで料金がわかりにくい…」と感じたことはありませんか?本章では、そんな不安を解消するために、料金相場の仕組みと生物ごとの費用感の違いをわかりやすく解説します。
駆除費用はなぜこんなに差がある?料金相場の考え方
害獣や害虫の駆除費用には大きな幅があります。その理由は「現場の状況」や「駆除対象の種類」によって対応方法が異なるからです。
基本料金と追加料金の仕組みを解説
駆除サービスでは「基本料金」に加えて、下記のような条件で追加費用が発生します。
- 駆除対象の生物の種類(ネズミ・コウモリ・シロアリなど)
- 家屋の構造や被害範囲(屋根裏・床下・壁内など)
- 駆除後のフン清掃・消毒の有無
- 防除工事(再発防止ネットや薬剤散布)の必要性
費用項目 | 内容 | 追加の可能性 |
---|---|---|
基本料金 | 駆除作業の基本的な対応 | ○ |
調査費用 | 現地確認・巣の位置特定 | 無料〜5,000円 |
清掃・消毒 | フン・尿の処理、薬剤散布 | ○(範囲による) |
再発防止工事 | 侵入口の封鎖やネット施工 | ○(被害範囲による) |

見積もりと実際の請求額のズレに注意
見積もり段階では安く見えても、現場調査後に費用が増えることがあります。これは「害獣が複数棲みついていた」「巣が複数あった」など、予測できなかった事態が見つかるためです。
- 電話やネット見積もりはあくまで目安
- 現地調査で追加作業が必要になることが多い
- 見積もり時に「上限額」を聞いておくのが安心
- 施工前に必ず再見積もりを出してもらう

駆除の対象によって料金はどう変わる?動物別・虫別の特徴
駆除費用は「どんな生物を対象にするか」で大きく変わります。生態や被害場所が異なるため、作業内容がまったく違うからです。
ネズミ・コウモリ・イタチなど「屋根裏系害獣」の駆除ポイント
屋根裏系の害獣は建物の隙間から侵入するため、侵入口の特定と封鎖が重要になります。再発リスクが高いため、防除工事まで含めた施工が一般的です。
- 調査→追い出し→侵入口封鎖→清掃・消毒の4ステップ
- 侵入口が多い場合、費用が増えやすい
- 断熱材のフン汚染も清掃対象になる
- 「再発保証」がある業者を選ぶのが安心

スズメバチ・ゴキブリなど「害虫系」は即日対応も重要
スズメバチやゴキブリは「今すぐどうにかしたい!」という緊急性が高いケースが多いため、即日対応の可否が業者選びのポイントになります。
- スズメバチは巣の場所・大きさで費用が変動
- ゴキブリは駆除+ベイト剤設置+定期点検が理想
- 業者によっては深夜対応も可能
- 子供・ペットの安全性にも配慮した薬剤が選ばれる

ハト・ムクドリなど「害鳥系」は法令対応がカギ
鳥類は「鳥獣保護法」の対象であることが多く、許可なく捕獲・駆除ができません。そのため、合法的に追い払う「忌避施工」や「ネット施工」が中心です。
- ハト・ムクドリは許可不要な防鳥対策が主流
- フン被害による病気のリスクも高い
- ネット施工は施工面積に応じて費用が上がる
- ビル・マンションなど高所施工も対応可否を要確認

これだけ覚えておけばOK!
害獣駆除の料金一覧表
ここでは「どこに依頼すればよいか?」を迷っている方のために、害獣・害虫・害鳥それぞれの対応状況と料金を徹底比較していきます。まずは害獣駆除から、実際の価格差と業者の特徴を見ていきましょう。
屋根裏や壁の中に潜む害獣は、種類によって必要な作業や費用が大きく異なります。まずは業者ごとの料金差を一覧で確認しましょう。
業者ごとの料金・対応動物
主要7社の「害獣駆除・追い出し」対応価格を下表にまとめました。
サイト名 |
ネズミ |
イタチ・テン |
ハクビシン |
タヌキ |
アナグマ |
アライグマ |
コウモリ |
モグラ |
駆除の達人 |
12,000円〜 |
15,000円〜 |
18,000円〜 |
18,000円〜 |
18,000円〜 |
18,000円〜 |
9,800円〜 |
見積もり |
7,300円〜 |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
|
街角害獣駆除相談所 |
4,500円〜 |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
害獣駆除110番 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
28,750円〜 |
- |
57,500円〜 |
- |
- |
57,500円〜 |
18,975円〜 |
- |
|
29,800円〜 |
59,800円〜 |
59,800円〜 |
59,800円〜 |
59,800円〜 |
59,800円〜 |
23,100円〜 |
59,800円〜 |
|
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
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見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
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見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
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害獣BUZZ |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
29,800円〜 |
見積もり |
49,800円〜 |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
49,800円〜 |
見積もり |
※この表は左右にスクロールできます。
※価格は全て税込。
※出張費込みの価格。

「見積もり制」の注意点と比較のコツ
多くの業者が「●●円〜」や「見積もり」としているのは、被害状況に応じて大きく金額が変わるためです。費用が不透明に見えますが、現地調査後に明確になるため、複数社の相見積もりを取るのが鉄則です。

- 「見積もり無料」の業者を選ぶのが基本
- 電話ではなく現地調査で比較するのが確実
- 複数社の見積もりを比較して交渉するのが賢い方法
- 施工前に最終費用の確認を忘れずに

これだけ覚えておけばOK!
害虫駆除の料金一覧表
害虫駆除は、種類によって必要な薬剤や作業時間が異なるため、料金の相場にもばらつきがあります。ここでは代表的な害虫である「シロアリ」「スズメバチ」「ゴキブリ」「ムカデ・ヤスデ」への対応状況と料金を一覧で比較します。
業者ごとの料金・対応生物
サイト名 |
シロアリ |
スズメバチ |
アシナガバチ |
ミツバチ |
ゴキブリ |
ムカデ・ヤスデ |
ノミ・トコジラミ |
クモ |
ハエ |
毛虫 |
8,800円〜 |
8,800円〜 |
8,800円〜 |
8,800円〜 |
8,800円〜 |
8,800円〜 |
8,800円〜 |
8,800円〜 |
8,800円〜 |
8,800円〜 |
|
見積もり |
11,000円〜 |
3,300円〜 |
3,300円〜 |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
見積もり |
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14,520円〜 |
12,100円〜 |
12,100円〜 |
12,100円〜 |
15,400円〜 |
見積もり |
26,500円〜 |
見積もり |
見積もり |
12,100円〜 |
|
12,236円〜 |
10,120円〜 |
10,120円〜 |
10,120円〜 |
12,650円〜 |
見積もり |
24,725円〜 |
- |
- |
- |
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3,630円〜 |
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- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
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4,356円〜 |
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- |
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9,800円〜 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
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- |
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5,980円〜 |
33,000円〜 |
15,000円〜 |
見積もり |
- |
- |
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- |
- |
- |
※この表は左右にスクロールできます。
※価格は全て税込。
※出張費込みの価格。
※シロアリは3.3平方メートルあたりの価格。
業者の対応範囲と価格差の理由を解説
以下は、主要な害虫駆除業者の価格比較表です。
- 最安は「害虫駆除110番」であることが多い。全種対応で価格も一律なのがわかりやすい。
- 「街角」系業者は一部対応範囲が限られている
- 「見積もり」の業者は、症状に応じて費用変動あり

シロアリ駆除の費用は㎡単価で比較しよう
シロアリ駆除は、料金が「1坪いくら」「1㎡あたりいくら」で提示されることが多く、家の広さによって総額が変わります。最低価格だけで判断せず、施工面積から総費用を計算するのが大切です。
- 相場は3.3㎡あたり2,000円〜5,000円
- 床下の状態(湿気・土壌)で薬剤や施工法が変わる
- 予防と駆除で料金体系が異なることもある
- 5年保証などがある業者は信頼性が高い

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害鳥駆除の料金一覧表
害鳥駆除は、害獣や害虫とは異なり「鳥獣保護法」によって制限を受けるため、費用が高くなりやすい傾向にあります。また、駆除ではなく「追い払い」や「侵入防止」が基本になる点にも注意が必要です。
法令による制限とその対応力が重要
カラス・ハト・ムクドリ・スズメなどの鳥類は法律で保護されているため、許可なく駆除・捕獲することはできません。
したがって、害鳥駆除は「忌避剤の散布」「ネット施工」など合法的な対策を行える業者選びが重要です。
業者ごとの料金・対応生物
サイト名 |
カラス |
ハト |
ムクドリ |
スズメ |
---|---|---|---|---|
鳩110番 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
22,000円〜 |
- |
25,300円〜 |
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- |
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- |
59,800円〜 |
- |
- |
※この表は左右にスクロールできます。
※価格は全て税込。
※出張費込みの価格
- 「害獣駆除110番」は全種に対応し価格も一律
- 「ムシプロテック」はハト駆除がやや高額
- 「ユアマイスター」は一部鳥類のみ対応
- 高所作業やネット施工の面積で価格が変動する

個人でやる粘着シート・ネット・音波機器のコスト差
害鳥対策の費用は「どの方法を選ぶか」で大きく異なります。長期的な効果を求める場合は、粘着剤や忌避スプレーよりも、防鳥ネットやワイヤー、超音波装置といった設備型の対策がおすすめです。
- 粘着剤・忌避剤:5,000円〜(短期間向け)
- 防鳥ネット:30,000円〜(ベランダなど)
- ワイヤー設置:20,000円〜(手すり・屋根)
- 超音波機器:50,000円〜(設置工事込み)

これだけ覚えておけばOK!
駆除業者に関するよくある疑問
害獣や害虫の駆除を検討している方からよく寄せられる疑問を、プロの視点でわかりやすく解説します。料金や所要時間、対応エリア、そして自力駆除との違いなど、不安や疑問を解消する内容をまとめました。
害獣駆除はどのくらい時間がかかる?即日対応は可能?
被害状況や対象動物によって、駆除にかかる時間は大きく異なります。また、依頼から対応までのスピード感も業者によって差があります。
駆除時間と対応スピードの目安
- 軽度なケース:即日対応・1~2時間で完了
- ネズミやハクビシンなどの巣がある場合:1~3日かかることも
- 一部の害虫(ハチなど)は即日処理が主流
- 予約状況や地域によっては当日対応できない場合もある


駆除後の消毒・修復費用は別途必要?
駆除費用の中に「消毒」「清掃」「修復」が含まれていないケースもあるため、事前に見積もり項目をしっかり確認することが重要です。
追加費用が発生する主なケース
- 害獣のフンや尿の清掃・除菌処理
- 侵入口の封鎖・簡易修繕工事
- 屋根裏の木材交換・断熱材の張替え
- 防虫・防鼠の追加施工

自分で市販の駆除グッズを使うのと何が違う?
市販の駆除スプレーや罠を使っても一時的に効果はありますが、根本的な解決にはなりにくいのが実情です。
プロに頼むメリットとは?
- 侵入経路や巣の場所を的確に見つけて対処
- 再発防止まで含めたトータル対応が可能
- 専門薬剤・機材を使用して安全かつ効果的
- 駆除のプロならではの保証やアフターケア付き


法律で保護されている動物も駆除できる?
動物によっては「鳥獣保護法」などの法律で守られているケースもあり、無許可での駆除は違法となる場合があります。
許可が必要な動物とその対応
- ハクビシン・アライグマなどは許可制
- 勝手に捕獲・殺処分すると法令違反になる
- 専門業者なら自治体への手続き代行が可能
- 対応エリアごとの法令を確認する必要あり

対応地域外の場合はどうすればいい?
全国対応をうたっている業者でも、離島や山間部など一部地域は非対応となっていることがあります。
対応外だった場合の対処法
- まずは一括見積もりサイトで複数社に確認
- 「対応エリア外」と言われても代替業者を紹介してくれることがある
- 地域密着型の業者を自治体経由で探すのも◎
- 出張費が高くなる場合もあるので注意


これだけ覚えておけばOK!
駆除業者の申し込み手順
初めて害獣や害虫の駆除を依頼する場合、何から始めれば良いのか分からない方も多いはず。料金の目安、業者の選び方、申し込み後の流れまで一通り理解しておけば、スムーズに進められます。この章では、失敗しないための基礎知識をわかりやすく解説します。
申し込みから作業完了までの流れ
業者を決めたあとの流れも事前に把握しておくと安心です。問い合わせから施工完了まで、一般的なステップを紹介します。
事前調査〜当日の施工までの具体的な流れ
ステップ | 内容 |
---|---|
①問い合わせ | 電話・メール・LINEで見積もり依頼 |
②現地調査 | 無料で調査・被害状況の確認 |
③見積もり提示 | 内訳説明・追加費用の有無を確認 |
④施工開始 | 薬剤処理・侵入経路封鎖などを実施 |
⑤完了確認 | 作業完了後に内容説明&サイン |
⑥支払い | 現金での支払いが一般的 |

支払い・領収書の発行のタイミング
- 作業完了後にその場で支払いが一般的
- 現金・カード・電子決済など選べる場合も
- 領収書は依頼すれば必ず発行してもらえる
- 見積もりと違う金額になっていないか確認


これだけ覚えておけばOK!
まとめ
ここまで、害獣・害虫・害鳥の駆除に対応する業者について、目的別・動物別に詳しく解説してきました。最後に、どの業者を選べばいいのか迷っている方のために、タイプ別のおすすめ業者と失敗しない選び方のコツを整理します。
各タイプ別のおすすめ業者をもう一度整理
「ネズミが出た」「スズメバチの巣ができた」「ハトのフンがひどい」など、被害の種類によっておすすめの業者も変わってきます。以下の表で、タイプ別の最適業者を再確認しておきましょう。
対応タイプ | おすすめ業者 | 特徴 |
---|---|---|
害獣(ネズミ・ハクビシン・アライグマ) | 駆除の達人 | 24時間受付・屋根裏清掃・封鎖工事まで対応 |
害虫(シロアリ・ハチ・ゴキブリ) | 害虫駆除110番 | 害虫特化の提携業者が多数・即日対応あり |
鳥害(ハト・カラス) | 害獣駆除110番 | 防鳥ネット施工・ビル管理会社への実績多数 |

まずは無料相談から!トラブル回避の第一歩を踏み出そう
「駆除まではまだ考えていないけど相談だけしたい」という方でも大丈夫です。匿名やLINEで相談できる業者や見積もりサイトもあるので、まずは一歩踏み出すことが重要です。
- 無料相談だけでもOKな業者を選ぶ
- 匿名・LINE・メール対応なら気軽に始められる
- 写真を送るだけで見積もりできる業者も増加中
- 強引な営業がないか口コミを確認しておくと安心

これだけ覚えておけばOK!