「コンクリートブロックって、ただ積むだけでしょ?」
私がホームセンターで働いていた時、何度も「サイズが合わなかった」「強度が足りなかった」「思ったより高くついた」と相談されることがありました。
実はコンクリートブロックは、サイズ・形・用途によって種類がとても多く、価格もバラバラ。見た目は似ていても、構造用なのか化粧用なのか、間仕切りなのか土留めなのかで、選ぶべきタイプが変わってきます。
例えばDIYで花壇を作るのに、建築用の重いブロックを買ってしまったり、逆に強度が必要な場所に中空ブロックを使ってしまうと、施工後に崩れる危険も。私も最初は用途をよく考えずに買って、二度手間になったことがあります。
さらに、ホームセンターによって価格差も大きく、同じサイズ・タイプでも数十円~100円以上の違いが出ることもあるので、知らないとじわじわ損します。
この記事では、元ホームセンター店長の経験を活かして「失敗しないコンクリートブロックの選び方」と「店頭価格の相場比較」をわかりやすくまとめました。今からでも間に合いますので、選ぶ前にぜひチェックしてください!
この記事を読めばわかること
- コンクリートブロックの種類とそれぞれの用途の違い
- よく使われるサイズや規格と選び方のポイント
- 主要ホームセンターでの価格比較
このままなんとなく選んでしまうと、「重すぎて運べない」「崩れやすい」「想定より費用がかさむ」など、後悔する原因に。
買う前にこの記事を読むだけで、無駄な出費や手間をぐっと減らせます。
1番人気は「基本のA種10cm」
迷ったらこれをおすすめします。1番売れるし1番安いです。
ただ積むと倒れやすいので、積んで使用するなら、もっと厚みがあるのを使いましょう。
形は4種類
主に基本・横筋・コーナー・半切りの4種類があります。

詳細 | |
基本 | 穴が3つ空いているブロックです。両サイドの穴に鉄筋コンクリートを流して使います。 |
横筋 | 穴が3つ空いているように見えるんですが、途中が塞がったようになっているコンクリートブロックです。塞がっているところに鉄筋を通して使います。 |
コーナー | 端っこが平らになっているブロックです。外壁の端っこなどで使用します。 |
半切り | これも外壁の端っこなどで使用します。小さいので長さの調整する際に使用されます。 |
重さは2種類
コンクリートには「軽量ブロック(A種)」と「重量ブロック(C種)の2種類があります。
軽量ブロックは約7kg・重量ブロックは約9.1kgです。

コンクリートブロックを見るとAとかCと記入されているので、見分けることが可能です。
厚みは3種類
10cm・12cm・15cmの3種類あります。
主な用途 | |
10cm | 花壇 |
12cm | 塀 |
15cm | 高い塀 |

12cmや15cmは売ってないホームセンターもありますが、10cmならほとんどのホームセンターで取り扱っています。
大量購入の場合は、「軽トラの貸し出しサービス」がお得
会社名 | 貸出条件 |
カインズホーム | 120分まで無料 |
コメリ | ①60分間 ②コメリカード、アクアカード、アグリカード、ビジネスカード、官公庁カードのいずれかの会員であること |
コーナン | 90分まで無料 |
ビバホーム | 60分まで無料 |
ジョイフル本田 | 任意保険に加入していないと借りれません。 |
セキチュー | 60分まで無料 |
※◯がついていても一部店舗では扱っていません。
自家用車を持っていない場合や、持っていても1度に運べない場合はホームセンターでやっている「軽トラの貸し出しサービス」を利用しましょう。
運べないほど大量購入するなら「Amazon」や「楽天」などのECサイトを利用しましょう。送料無料の店もあります。
ただ価格は割高になりますし、見本が見れないので注意が必要です。
価格の一覧表(税込)
会社名 | 基本A種10cm | 基本C種10cm |
カインズホーム | 98円~ | 110円~ |
コメリ | 98円~ | 110円~ |
コーナン | 100円~ | 118円~ |
ビバホーム | 104円~ | 114円~ |
ジョイフル本田 | 398円~ | 448円~ |
セキチュー | 98円~ | 108円~ |
カインズホーム・コメリ・セキチューで購入するのが安いです。