寒冷紗とは?メリット・デメリット・使い方を元ホームセンター店長が解説!

寒冷紗

「寒冷紗って、そもそも何に使うの?」そう思っていたのは、以前の私です。園芸初心者だった頃、夏の強い日差しで苗がしおれてしまったり、冬の霜でせっかく芽が出た野菜がダメになってしまったことが何度もありました。「もっと早く寒冷紗のことを知っていれば…」と何度後悔したかわかりません。

ホームセンター勤務時代も、寒冷紗の前で立ち尽くすお客様を見てきました。「これって本当に必要?」「不織布と何が違うの?」と迷う気持ち、とてもよくわかります。私自身も「買っても使いこなせなかったら無駄になるかも…」という不安で、最初はなかなか手が出せませんでした。

でも実際に使ってみると、その効果は想像以上!夏は強い日差しをやわらげ、冬は霜から作物を守ってくれる。さらに虫よけや風よけの役割まで果たしてくれて、まさに「一年中使える便利アイテム」だったんです。

寒冷紗はただの白い布ではありません。素材や目の細かさ、使い方次第で収穫量にも直結する、いわば“家庭菜園の守り神”ともいえる存在です。でも間違った選び方や使い方をすると、逆に作物に悪影響を与えてしまうこともあるので要注意。

この記事では、そんな寒冷紗の正しい使い方や選び方、さらには不織布との違いやおすすめ商品まで詳しく解説します。「何となく」で済ませてしまうと損してしまうかもしれません。

この記事を読めば、以下のようなことがわかります

  • 寒冷紗と不織布の違いと、それぞれの使いどころ
  • 季節ごとの正しい使い方(春・夏・秋・冬)
  • 用途別におすすめの寒冷紗の選び方
  • 寒冷紗を使うときにありがちな失敗とその対策
  • 家庭菜園に最適な寒冷紗おすすめ商品と購入先

「もう少し早く知っていれば…」と後悔する前に、一度チェックしてみてください。あなたの家庭菜園がグッとラクに、そして成功しやすくなるはずです!

寒冷紗とは(防虫・保温・霜対策)

簡単に言うと虫除けできて、保温もできて、1年中使える万能な布です。

春や秋に使いましょう。

寒冷紗のメリット

●冬以外は使えるので万能です。どれか1枚を選ぶというのなら寒冷紗(冬は不織布を使う)

  • 価格は中間
  • 遮光率を選べるので幅広い季節に使える。温度調節が出来る
  • 通気性が高いので上から水やりが出来る
  • 防虫・保温できる(保温性能は不織布と防虫ネットの中間)
  • 耐久性が高いので不織布より丈夫です。

寒冷紗のデメリット

  • 保温効果は不織布の方が高い
  • トマトやナスなど実をつける野菜には使えない
わからない人
わからない人
迷ったら寒冷紗ですね

寒冷紗の素材について

主にポリエステルが網目状に織ってある布です。

そのため不織布と違い通気性が高いです。ただ不織布より保温効果がないので、暖かくなってきたら使いましょう。

通気性が高いため上から水やりが可能。外さなくても水やりできるのは嬉しいです。

寒冷紗の注意事項

実をつける野菜には使えないのには注意です(トマトやナスなど)。

受粉させるハチなどが来てくれないと実をつけられなくなり、収穫不可能になります。

寒冷紗は遮光性を選べます

黒の寒冷紗は遮光率50%くらい。白の寒冷紗は遮光率20%くらい。

遮光率が高いほど光を防げますが蒸れやすいので注意が必要です。

春と秋には光を通しやすい白を使うのをおすすめします。作物を暖めるのと虫除けに使います。

ホームセンターで寒冷紗の価格を比べました

寒冷紗1.8m×5m

会社名 価格
カインズホーム 980円
コメリ 1780円
ビバホーム 1167円
セキチュー 1058円

寒冷紗1.8m×10m

会社名 価格
カインズホーム 1480円
コメリ なし
ビバホーム 2355円
セキチュー 1922円

カインズホームが最安値です。

他の農業資材の価格はこちらで紹介しています。
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寒冷紗の使い方(トンネル栽培)


シェア畑より(顧客満足度第1位の貸し農園)

トンネル掛けのメリット・デメリット

メリット デメリット
寒い時期でも栽培できる 手間がかかる
作物の成長が早くなる お金がかかる
害虫予防になる 強風で飛んでいってしまう危険がある
病気予防になる 追肥や除草がやりにくい

広さが物足りない方は畑をレンタルするという手もあります。

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